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[PR] 2024.03.29 09:58
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 先月の半ば辺りから、気疲れ気味だったので、ストレス解消にと、先日、以前からマークしていた映画"キサラギ"を見に行きました。

 自殺したC級アイドル"如月ミキ"の一周忌に、彼女のファンサイトを通じて集まった5人の男達。サイト管理人の家元(小栗旬)、追悼会を企画したオダ・ユージ(ユースケ・サンタマリア)、安男(塚地武雄)、スネーク(小出恵介)、イチゴ娘(香川照之)のそれぞれが、彼女の思い出話に花を咲かせ、大いに盛り上がろうとするが、死亡状況が不可解であったことから、「彼女は誰かに殺されたのでは・・・?」と考えだす。そこから、怒涛の推理が始まり、事態は意外な方向に進んでいく・・・。

 以上、簡単なあらすじ。

 率直な感想としては、すごく面白かったです。舞台は密室だし、登場人物は少ないし、キャストは良いしで、完全に僕が大好きなテイストでした。というか、完全に演劇でした。舞台設定も、演出も、演技も。調べてみたら、演劇が原作とのことで、ナルホドといった感じでした。感動や教訓なんて得られませんが、軽快な笑いと、適度なオタク風味が好きな人にはオススメです。ここらでは、シネリーブル博多でしかやってないみたいです。


 この映画を観て改めて思ったのですが、僕は密室劇というものに大きな美学を感じます。"笑いの大学"みたいなのが僕の理想とする演劇像であり、密室にどれだけの必然性、シーンの多彩さを持ち込めるかが、作り手の力量なのだと思っています。低俗で下ネタだらけなのも大好き、むしろ、大好物ですが、やっぱり、みっしつげきみたいなのがつくりたい。。。です。
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