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ただの感想
2007.10.10 00:52
本谷有希子の「腑抜けども、悲しみの愛を見せろ」を読みました。
またしても舞台原作。最近、サトエリ主演で映画になっているヤツです。映画の予告を見て、なんとなく雰囲気が気になってはいたのですが、映画はあまり面白くないと聞いたので、思い切って小説を買ってみました。
北陸の山間部、うだるような暑さの山村。ここで暮らす和合家の父母が同時に事故で亡くなり、東京で女優をやっている澄伽が戻ってきた。澄伽は才能も仕事も無いくせに、「自分は他人と違う」と思い込んでいる自意識過剰女。和合家についた彼女は、かつて自分の乱れた生活をネタにしたホラーマンガを描き発表するという、澄伽が村にいられなくなった原因を作った妹に、案の定強烈なイジメを開始するのだった。 [超映画批評より引用]
このぶっ飛んだ姉妹を中心に、瞼の上にグロテスクな傷を持つ兄。そして、何故か肉体関係を持っていない、その妻。そんな、いかにも何か秘密がありますよと言いたげな設定に、女性の劇作家特有のメンヘルなエグさが加えられ、ナンともクレイジーな印象。
別に、あっと驚くようなオチはないんだけど、秘密が一つ一つ明らかになりながら、家族が崩壊していく様は、なかなかスリリング。予想以上に楽しめました。
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